

金属製品の表面に製品硬度と同等以上の硬度を有する40~200μmのショットを速度100m/sec以上で噴射し、表面付近の温度をA3変態点以上に上昇させることを特徴とする金属製品表面化高熱処理法である。
効用
金属製品の表面にショットを噴射することにより、A3変態以上の温度となり、熱処理硬化、鍛錬硬化の加工強化が瞬時に繰り返される。金属表面層の残留オーステナイトのマルテンサイト化や再結晶、微細化が行われ、緻密な高硬度で靭性に富む組織が得られる。また、表面の残留圧縮応力も高めることができる。
【WPC処理をした切削消耗工具類】金属製品の摺動部の表面に、金属製品の硬度と同等以上の硬度を有し且つ略形状を成す20~200μmのショットを噴射速度50μm/sec以上で噴射し、金属製品の表面付近の温度を、鉄系金属製品はA3変態点以上に、もしくは非鉄系の金属製品は再結晶温度以上に上昇させるとともに、前期金属製品の摺動部の表面に微小な断面円弧状を成す無数の凹部から成る 油摺りを形成した、金属製品の摺動部の磨耗防止法である。
効用
金属製品の摺動部は通常潤滑剤が使用されているが、使用条件などにより潤滑剤切れにより磨耗する。表面にショットを噴射することにより、面厚に耐える表面組織となり潤滑剤切れを起こしにくい凹部を形成することにより、無接触に近くなり磨耗を防止することができる。また、油温が下がり、音も静かになる。
【マイプレス・圧造・転造等消耗工具類】金属成品又はセラミック、或いはこれらの混合体から成る被処理品の表面に、被覆金属粉体を噴射速度80m/sec以上又は噴射圧力3kg/平方センチメートル以上で噴射し、前記被覆金属粉体の組成物中の元素を金属成品又はセラミック、或いはこれらの混合体の表面に拡散させる事を特徴とする常温拡散、浸透メッキ法である。
効用
金属製品などにおいて、素材に限界があるため、目的に応じて金属粉体を噴射することにより、成分元素を素材の表面に拡散、浸透メッキし表面を合金化させ、強度を高めることができる。メッキ、コーティングの下地処理に利用し、拡散、浸透メッキ及びコーティングとし密着強度を高めることもできる。また、低融点、低硬度金属粉体を噴射することにより常温乾式メッキも可能である。
【ドリル・リーマ・エンドミル・チップ類】効用
※金属疲労寿命の増大
※低温、高温脆性に対する耐久性
※耐衝撃性の向上
※耐食性の向上
※表面硬度の向上
用途例
金属部品、金型類(超硬、SKH,SKD、その他) ●自動車部品、航空機部品、機械部品、ダイカスト、熱間鍛造、冷間鍛造、プレス、トリーミンク、ヘッダー、その他各種金属成品
加工例
【プレス・ダイキャスト・プラスチック・ゴム・型転造などの金型類】WPC処理の効果
※耐摩耗性向上
※切削抵抗を小さくする
※構成刃先の抑制効果
※耐ピッチング性の向上
※寸法精度が安定する
用途例
刃具、工具類(超硬、サーメット、SKH,SKD、その他) ●ドリル、リーマ、タップ、エンドミル、ダイス、チェーザー、メタルソー、チップソー、チップ、プ□一チ、ホフ、ピニオン、シェービング、 ゲージ、バイト
加工例
【金属小物部品の表面硬化】