ダクロタイズド®|表面処理

優れた防錆力を発揮し、水素脆性の心配が無い表面処理

ダクロタイズド®処理は、世界各国で特許を得た防錆システムです。従来の表面処理、電気亜鉛メッキなどの常識を超えた防錆技術であるダクロタイズド®処理は、金属亜鉛を3価クロムで結合し高い耐食性を有する銀白色の被膜を形成し、特にその処理工程では、公害の恐れがなく、優れた特徴とともに、時代の要求に応えた新技術といえます。
現在、全世界の土木業界、建築業界など各分野で幅広く採用されております。

ダクロタイズド®のメカニズム

ダクロタイズド®のメカニズム

ダクロタイズド®処理に使用される処理液(ダクロディップ)は金属亜鉛フレーク、無水クロム酸、グリコール等の分散水溶液です。
ダクロディップ中に被処理物を浸漬した後、焼き付け炉中で約300℃に加熱することによって六価クロムがグリコール等の有機物によって還元され、水不溶性アモルファスのnCrO3・mCr2O3を生成し、これがバインダーとなって、数十層に積層された亜鉛フレークを相互に結び付けて被膜を形成します。
同時にダクロディップ中の無水クロム酸が金属素地表面を酸化して化学的に結合し、強固な密着力を生じます。
ダクロタイズド®処理被膜の防錆機構は、亜鉛粒子のコントロールされた自己犠牲保護作用と、クロム酸による素地面の不働体化および亜鉛フレークと、クロム化合物の障壁作用によって構成され、これらによって他にみられない優れた耐食性を示します。

ダクロタイズド®8つの特徴

  • 耐塩水噴霧性及び耐サイクルテスト性が非常に優れています
    わずか8〜10μm(マイクロメートル)程度の厚さで、塩水噴霧試験において従来の電気亜鉛メッキなどに比較し、はるかに優れた耐食性があります。
  • 耐熱耐食性が優れています
    耐熱試験において従来の電気亜鉛メッキに比較し、耐熱耐食性があります。
  • アルミとの電蝕に防止効果があります
    最近多くなってきたアルミと鉄の組み合わせにおいて、電気亜鉛メッキに比較して電食の発生を低く抑えます。
  • 水素脆性の恐れは皆無です
    処理工程中に酸洗が無く、また電解反応の工程がありませんから、処理工程中における水素脆性の発生の危険性はまったくありません。
  • 付き廻り性が優れています
    従来の電気メッキでは処理が困難であった、複雑な形状のものにも適用できます。
  • ダクロタイズト®処理の上にも塗装可能です
    適正な塗料を使用することによって、着色も可能であり、塗料との密着性も電気亜鉛メッキに比較して優れています。
  • 各種金属に処理可能です
    鋼、鋳物、焼結金属、アルミダイキャスト、ステンレスなどに処理が可能です。特にアルミ合金の防錆に適しております。
  • 公害の心配がありません
    電気亜鉛メッキと違い水洗工程が無く、また焼付工程での揮発物は水が主体ですから、排水公害、大気汚染の心配がありません。

ダクロタイズド®の用途

ダクロタイズド®の用途

国内外問わず、様々な分野に採用されています

  • 土木部品
  • 建築部品

環境への配慮から、ダクロタイズド®からジオメット®への切り替えが進んでいます

ダクロタイズド®は優れた防錆力を発揮する表面処理ですが、六価クロムを使用しているためRoHS指令およびREACH規制に適合していません。
そこで、ダクロタイズド®の技術をもとにして開発されたジオメット®への切り替えが進んでいます。
ダクロタイズド®の代替品(ノンクロム化)としてジオメット®をご提案できるほか、黒ダクロ(液の製造中止)の代替品としてPLUSシリーズのJLブラック(PLUS処理)が可能です。

ダクロタイズド®に関するお問い合わせは

※ダクロタイズド®、ジオメット®は、NOFメタルコーティングス株式会社(旧社名:株式会社日本ダクロシャムロック)の登録商標です。