2011年 初春号|エマナックニュースバックナンバー

田中@社長からのご挨拶

頌春の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 景気の回復が足踏み状態である中で、私どもと同様、お取引先様におかれましても、昨年度は心中穏やかならぬ一年であったものとお察しいたします。

そうした中にありまして、こうして事業を継続させていただき、また本年度も年初より、このように皆様方に新年のご挨拶をさせていただくことできることに、ただただ感謝の至りです。本年度も何卒、よろしくお願い申し上げます。

さて、昨年度一年間は私どもエマナック・グループにとって、「一人ひとりが危機感をもって、何をすべきか考えて、自ら考働する。」を追求し続けた年でもありました。「今までのやり方、今までの製品、今までのサービスであれば、必ず顧客より見放される。たとえ今耐え忍んで景気が回復したとしても、失った顧客は戻って来ない。」という自覚からのスタートでした。従来の大がかりな先行投資はできない局面であるがゆえ、もっと社員一人ひとりの単位で何ができるのか、これからのために、何を学んでいくのか、私たちは「どうありたいのか」を追求し続けた一年でした。

その中で気づいたことは、私たちは「製品」ではなく、「商品」をつくらなければいけない、ということでした。製品と商品の違いを一言で言うなら、「製品は造り手にとっての最高を目指すものであり、商品は買い手にとっての最高を目指すものである」という点です。これまで、熱処理、表面処理、塗布の工場の中だけで考えていた仕事の体質を改め、全管理職が顧客を回り、顧客の「心の声」を聴くことに努めてきました。結果として、これまでに口座のなかった国内外の企業様から新しい取引開始をいただく喜びを経験することできました。

こうした新しいお取引様との関係などによって、昨年度はグループあげて、若干なれども売上の回復を実現することができました。この場をお借りしまして、皆様方のご支援とご厚情に心から感謝申し上げます。今年も、エマナック・グループを、何卒お願い申しあげます。

2011年:「エマナック・グローバル」への挑戦 グローバル人材の育成企業に向けて

熱処理や表面処理、塗布加工という領域をグローバルという視点で見ていくならば、私たちが自負している技術力はどれほどのものなのか実際に見て、実際に体感して、実際に学んだ数年間でした。日本のモノづくりは世界トップであると自負しているだけでは、進展は望めず、またともすれば努力研鑽を忘れてしまうことにもつながりかねません。あるいはそういうことが、私たち日本のモノづくり企業にとって不況から脱却できない問題の本質になっているのかもしれません。

世界での熱処理、表面処理、塗布加工企業の実例を学びながら、私たちエマナックもまた、経済環境の優れぬ中で、自力の先行投資を続けてきました。しかしながら、それらは経営者の学びにはなっていたものの社内の人材育成という観点で、グローバル化ができていたかというと疑問が残ります。

そして今年、エマナックグループは、新たな決意で、「世界に通用する人材を育成する」という目標を掲げ、グループあげて人材育成というテーマに挑んでいきます。日本だけの視点ではなく、より世界というところから日本を見る視点。その中で、日本人だけのあるべき論でものを考えるのではなく、世界人として視点からモノを見て判断できる人材の育成へ。

社外の講演、講習への参加や国内外への研修出張などもこれまで以上に積極的に行っていこうと考えています。「エマナック・グローバル」の呼び声が、本当のものになるかどうか、それは人材の視点がそこに至れるかどうかであると考えています。

エマナック・トピックス紹介

  1. 独、米のゆるみ止め接着剤トップカンパニーと契約
    エマナック・グループの塗布加工事業では、接着剤での欧州でのトップカンパニーである独・オム二テクニック社との契約により、2010年2月にオムニ テクニック ジャパンを設立。また、同じく世界屈指のケミカルパウダーメーカー米・ナイロック社と「NYCOTE®」のライセンス提携により、2011年3月から量産試作が可能となりました。独・米の2社は、世界でも知られた企業であり、それぞれに塗布加工の領域で独自の強みのある会社です。2011年は、両社が有する優れた技術力、製品力、情報力を武器に、エマナック・グループとして、ねじ・ボルトの塗布加工領域において、国内トップカンパニーとなるべく新たな市場開拓に乗り出します。
  2. ねじJAPANサイトを(株)ネジ・ジャパンより取得・運営開始
    エマナック・グループでは、2010年10月、大阪市に本社を置く株式会社ネジ・ジャパンから、ねじ・ボルトの業界ポータルサイト『ねじJAPAN』を買い取り、グループにて運営することとなりました。また、同時に、グループ内にサイト運営及び会員各社のサービスの受け皿企業として、株式会社ネジ・ジャパンを新たに設立。現在、有料、無料の会員数500社以上を数える国内最大の業界サイトをグループ内の事業として取り込むことで、このサイトを通じて、グループ内での多種多様な製品やサービスのPRにも役立てていきたいと考えています。
  3. エマナック東日本(埼玉県杉戸町)も本格稼働へ
    株式会社エマナック東日本では、2010年7月に、車両関係や建築部材などで多く使用されているボルトを主体に、無酸化焼入れ・焼戻し加工を行う熱処理炉1ラインを増設いたしました。これにより、株式会社田中熱工 京都工場(亀岡)とともに、東・西日本で調質、熱処理の体制を確立することができました。2011年は、これら東西の生産体制を軸に、国内すべてのボルトメーカー様への十全な対応を行っていきます。東西の生産体制を軸に、国内すべてのボルトメーカー様への十全な対応を行っていきます。
  4. エマナック東莞も表面処理の普及に奔走中!
    中国・広東省にある愛瑪納克(東莞)高档五金件有限公司も、今年で7年目を迎えます。これまで一貫して、地元の企業への環境対策表面処理技術「ジオメット®」の普及推進に努めてきた結果として、いくつかの優良顧客からの要望を受けとめ、少しずつではありますが、浸透してきております。日本と比較して、まだまだ環境対策への意識が強くはない中国ではありますが、私たちの地道な歩みが、ゆるやかな成果として形になりつつあります。